先日のブログを書きながら思ったのですが、現在の税法上の有形固定資産の償却可能限度額が95%ということを知っている人はどのくらいらっしゃるのでしょうか。

そもそも、減価償却がわからなければならないし、会計の本で減価償却を勉強しても、通常は残存価額(10%)の話しかでてきませんから、ここまで理解している方は限られていると思います。となると、減税策とはいうものの、それが新たな投資活動に結びつくのか疑問ではあります。

一方、「我が社における影響額はどれだけあるのか。」などと上司に聞かれたならば、別途プログラムを作らない限り、現状の資産管理システムから影響額を把握するのは難しいと思いますので、先回りして作っておいた方がよいのでしょうか。

(ちなみに、償却可能限度額の詳細については、拙書「ビジネスプロセスと会計の接点 増補改訂版」の164ページをご参照ください)