連休中にいただいた質問にお答えしておきます。

現在、私が日経SYSTEMS誌(日経BP社)に連載している「財務会計丸分かり」の実践編第1回 「会計制度の全貌」へのものです(掲載号は2006年10月号になります)。

企業会計原則の「継続性の原則」について、「企業が選択した会計処理は毎期継続して採用しなければならない」と説明しましたが、この部分について、

「会計処理の変更は認められないのか? しかし、会計処理を変更している事例も見かけるが。」

という内容の質問です。

選択した会計処理を継続して適用することが原則ですが、「正当な理由」がある場合には、会計処理を変更することも認められます。

どのようなものが「正当な理由」にあたるのかについては、日本公認会計士協会 監査委員会報告第78号「正当な理由による会計処理の変更」に詳しく定義してありますので、ご参考ください。

紙面の制約もありますが、私の説明も不十分であり、誤解を与えるような表現で失礼いたしました。