年末年始中にいただいた連載記事へのご質問事項にまとめてお答えしておきます。

まず、「マーケティングと会計の接点」関係です。
第6回「中古品市場の魅力」として減価償却について説明しています。税法上の減価償却制度は、平成19年度に大幅な改正が行われ、取得日が平成19年3月31日以前分とそれ以降分で償却方法が異なります(その詳細については、国税庁のHPをご参照ください)。
ただし、本文中でご紹介している中古資産の耐用年数については、特段の改正は行われておりません。

第9回「冷たい子会社 ~グループ経営という視点~」について、「連結決算の導入によって子会社の対応が変わった」という表現が用いられていますが、この意味がわからないという質問をいただきました。
この部分については、「連結決算が決算書の中心になったため、親会社の単体決算を良く見せるような処理には合理性がなくなった」と読み替えていただければ理解しやすいと思います。

また、前シリーズの「これならわかる日本版SOX法と内部統制」につきましても、引き続き多くの方々にお読みいただいているようでご愛読ありがとうございます。
ただし、当シリーズは、掲載時点から本文の改訂を行っておりません。1年以上前の執筆のため、公開草案等を引用している部分がございますが、現時点では、すべて最終版が確定していますので、ご確認の程、よろしくお願いいたします。
内部統制関係基準の最終版については当BLOGもご参考ください。