先月、拙書「借金を返すと儲かるのか –会計の公式-」韓国語版が発売されました(詳細は、こちらをご覧ください)。

そこで、今回、韓国の出版元である知常社(Jisangsa)へ、ソウルまで表敬訪問に行って来ました。

韓国の出版事情について、色々と興味深いお話を伺いましたが、私が一番、聞きたかったことは、邦題の「借金を返すと儲かるのか?」が、どのような経緯で「世界で最も簡単な会計学入門」になったのかでありました。

その件について、尋ねてみますと、答えは単純で、「世界で最も簡単な統計学入門」という書籍の販売実績が良かったので、その題名に合わせただけということです(内容は、関係なかったわけです)。

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あわせて、ソウル市内の書店を回ってきましたが、全ての書店で拙書が販売されておりました。
これは、私の書籍が売れているというわけではありません。
現在、韓国では書籍購入の半分近くがネット経由になっており、中小規模の書店が淘汰され、在庫が豊富な超大型書店しか残っていないためです。

反対に、どの店舗も大型書店のため、本を探すのに、かなり骨が折れます。
韓国の書店では、大区分(Fiction、Science etc)には英語表記がありますが、それ以外の棚表示は全てハングル語のみのため、どこに会計書籍が置かれているのかまったくわからないからです。

そこで、平置きの棚の表紙を眺めつつ、近くの棚のジャンルを推理して行くしかありません。すると、どこかで見たことのある表紙が。

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さすが林總先生。しっかり、韓国語版が発売されております。さらに、近くの棚を見てみますと・・・

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遂に、拙書を発見できました。林先生、ご協力ありがとうございました。

なお、2軒目からは、”IFRS”の文字を目安に棚を探せば良いことに気づきましたので(遅すぎ)、林先生のお力を借りずに拙書を見つけることができました。
(最後に、迷惑そうな書店員さんの図です。ご協力ありがとうございました)

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