先日、大型書店チェーンの芳林堂の自己破産が報道されました。

早稲田大学の学生ならば、学生時代に読んだ多くの本を芳林堂高田馬場店で買われた方も多いでしょう。
特に高田馬場店はシステム系の技術書が豊富だったため、私は、大学卒業後も、よく足を運びました。

芳林道の破産から3日後の昨日、ジュンク堂の千日前店が3月21日に閉店するとのニュースが飛び込んできました。
https://www.junkudo.co.jp/mj/news/detail.php?news_id=110

20160302

千日前のジュンク堂は、難波の吉本新喜劇の前にある超大型店です。東京ならば、紀伊国屋の新宿本店と同規模、同立地の書店と考えていただければいいでしょう。
従来から、出版業界の厳しさは様々なところで語られていますが、このジュンク堂 千日前点の閉鎖は、その中でもインパクトのある事件です。

2000年に2万店を超えていた書店数は、現在では1万3千店まで減少しています。
http://www.1book.co.jp/001166.html

主な減少理由は、郊外の中小規模店舗の廃業と言われていましたが、出版不況は都心の大型店にも及んでいることが明らかになりました。

このジュンク堂 千日前店は、以前、私の書籍が全店週間売上のトップになった思い出の書店なのですが、今、振り返れば、私ごときのビジネス書がトップになってしまう程度の売上だったということで、益々、気が滅入ります。

しかし、あの店舗が空いてしまうとNMB48劇場が全館使用することになるんでしょうか?(たこ焼きの「わなか」かもしれない)

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