昨年末に刊行した拙書『新版 会計の基本』(日本実業出版社)が増刷となりました。
これも、ひとえに読者、書店並びに出版社の皆様のご協力のおかげであり、この場をお借りして御礼申し上げます。

本書の旧版も18度増刷し、その都度、制度改正に合わせて内容を見直してきました。
今回の増刷時に対応したのは「手形」の廃止です。
2026年度末までに紙の手形・小切手の交換停止が予定されています。(簿記検定を実施している日本商工会議書も、今後「手形」の論点を出題範囲から外す旨をアナウンスしています。)

一方、中小企業においては手形の廃止にあわせて「でんさい」を導入せずに、銀行振込に移行してしまうケースが多いため、「でんさい」の利用は一部企業にとどまり、「電子記録債権」「電子記録債務」といった表現も一般化していません。

最近、出版された会計書籍にも目を通しているのですが、現時点では、従来通り「受取手形、支払手形」と記載しているものがほとんどで「電子記録債権、電子記録債務」と表記している書籍は見当たりませんでした。

当方。今回の増刷時に「受取手形・支払手形」を「電子記録債権・電子記録債務」という表示に先行して変更したのですが、少々、先走ってしまった感は否めません。まだ馴染みのない表記かもしれませんが、上記のような経緯で変更している点をお含みおきいただければ幸いです。